白色(ホワイト)の意味とは?

白色 ホワイト white


白という色は、「従順」や「穢れがない」「素直」といった印象を受けますが、色彩心理学やカラーセラピーという観点から見ると、どんな意味があるのでしょうか?

白色(ホワイト)の意味

色の意味 色のキーワード :

浄化 純粋 刷新 正直 人生に光を当てている 潔癖 完璧主義 繊細 感受性が強い 正義感 処女性 スタート 苦しみ 涙 傷つきやすい 拒絶 強迫観念

白という色は、虹の7色には含まれない無彩色です。

透明な光線のように、全ての色の波長を含む(全ての波長を透過する色)なのです。


白は、純粋無垢を象徴します。

何色にも染まれる色でありながら、「けがれたくない」という心理や「拒絶」「警戒」の意味も持っています。


日本では、古来より神聖な神の色とされ、現代でも神道では、禊の色とされています。

「無」でありながら、「全ての色の可能性を持つ」


また、「無」であるからこそ、そこには何でも生み出せる、そのような状態を象徴する色です。

インテリアで白を使う場合は、完全に白一色だと、冷たさや寂しさを感じさせてしまうため良くないといわれています。


また、服装の場合、全身真っ白だと、警戒心や疎外感を感じさせてしまいます。

もし、白だけでコーディネイトする場合は、わずかでもアイボリー(オフホワイト)のように黄色みが入っている方が無難になります。


では、もう少し詳しく見ていきましょう。


白は、カラーセラピーにおいては、浄化の色です。

浄化というのは、心と体をきれいにしたり、環境を美しくしていくこと。


白色を見たり、白の食材を食べたり、白色の服を身に着けたりインテリアに使っていくと心が洗われたようにスッキリします。

知らず知らずに溜まっている怒りや不満、わだかまりといった心の毒を浄化するためには、明るい太陽の光が必要です。


ですので、それをたくさん身体に浴びるためには、色の中で最も反射率の高い白の色が欠かせません。


また、リンパ系(不要な毒素を外へ排出するシステム)を澄んだ状態に保って肌を柔らかくしっとりさせ、身体を強くしていくのに助けとなります。

白は、身体だけでなく、心も浄化しながら強くしていきます。

このような作用があるので、頑固な性格の人が白色を身に着けると素直になり、新しい仕事、新しい生活など新しい事を受け入れやすくなります。

この色を求めている時は、どんな気持ちの時?

・新しい自分に生まれ変わりたい
・白紙に戻す、リセット(今の状況をクリアにしたい)
・自分の意識に光を当てて明晰に見ている
・白日のもとにさらす(ありのままの自分をさらけ出したい)

白の色を使うと効果的なこと

・ニュートラルな気持ちになる(色の無い状態になる)
・自己治癒力を高める
・高い理想を持つことが出来る
・清潔感や純真さをアピールできる

白が好きな人のタイプ

白は昔から純粋無垢や真新しさを表す色です。

この色を好む人は、高い理想を持つ完璧主義者の傾向があります。

人格は気高く、上品なイメージで、仕事や生活を整然とこなすタイプです。

曲がったことが嫌いだったり、汚れたものに敏感だったりと潔癖すぎる面もあるでしょう。

白にちょっとした汚れでも、すごく気になりますし目立ちますよね。

白の性格を言い換えれば、嘘は付けないし、付けない正直者です。

信頼できる人物と言えます。


ただし、「すべてを白日の下にさらす」白色を身に着けている人は、「すべてを見せても大丈夫」といった自信に満ちている人でもあります。

全身を白色にすることは、自分に自信のない人にとっては、ハードルの高いコーディネイトになります。


白色の部分の多さは、自信の表れでもあるのです。

白タイプの人との付き合い方は

白を好む人は、いい加減な人が嫌いです。


信用できない人や、コロコロ意見を変えるような人を寄せ付けない傾向があります。

また、白は「拒絶」や「警戒心」を表す色でもあるため、あまり人づきあいが好きではない人もいます。


その一方で、白は何色にでも染まる柔軟さもあるので、人によっては、子供のように純粋で、何でも吸収したい状態であることもあります。

この場合は、人懐っこい側面が出てきます。

白タイプの人は、この2パターンに分かれる傾向があるので、どちらのタイプかを見極めて接し方を決めるとよいでしょう。


いずれにしても、嘘やいい加減さは禁物です。