黒色(ブラック)の意味とは?

黒色 ブラック black

黒色(ブラック)というと、神秘的な、洗練されている、という印象を持ちます。

都会的でファッショナブルなイメージがあります。


ファッションでいえば、黒(ブラック)は、人の目を引く圧倒的な存在感があって、また、そのファッションのシルエットが、より鮮明に映るように思います。

何か周りのものを押さえつけるほど強烈な際立った個性を感じます。

この黒(ブラック)という色は、どんな意味があるのでしょうか?

黒(ブラック)の意味

色の意味 色のキーワード :

強い信念 重圧感 威厳 厳粛さ フォーマル 強さ 絶対的な力 絶望 死 闇 恐怖 圧迫感 閉鎖的

 

黒は、白と同じ無彩色ですが、白が光ならば、黒は闇です。

白が始まりならば、黒は終わり、といった正反対の意味を象徴しています。


ただ、黒はすべての色を含んだ色とされています。


白がすべての色を含んだ「光」ならば、黒はすべての色を含んだ「闇」です。

たくさんの絵の具の色を全て混ぜると、どんどん暗くなる、そのイメージです。


そのため、黒はあらゆる色の可能性を持ってはいますが、黒にしてしまったものは戻せないので、何にも染まらない強さや、そこで終わり、というような強いイメージをもっています。

古来より、根源的な色とされ、恐怖や死を意味する色ですが、古代、人は闇に隠れることで外敵から守られてきた側面もあるため、黒が心地よく感じることもあります。


うつ状態にある人は、黒っぽい色を着る傾向がある、といわれますが、黒がもつ「弱さを隠す効果」によって立ち直っていくこともあります。

また、大震災などのような大災害が起き、ショックを受けたりすると、黒やグレーを選ぶ人が増えるといわれています。


見せる色としての黒は、高級感を演出し、他の色を鮮やかに見せる(際立たせる)効果があります。

高級ジュエリー店の内装や、宝石ケースなどに黒のベルベットを使っているのは、まさにそうです。

女性が、黒を洋服に取り入れた場合も、肌を白く美しく見せる効果が期待できます。

 

では、もう少し詳しく見ていきましょう。


黒(ブラック)は、心に強い不安やプレッシャーを抱えながらも、仕事に自信を持ちたがっている人を慰め、落ち着かせ、状況が良くなるまで待つことが出来るようにしてくれる色です。

使いすぎると心が沈んだり、引きこもりがちになったり、乱暴になって、これから先に起こることを怖がるようになります。


でも逆に、しゃべりすぎて落ち着かない人、同じ仕事を続けられない人が使うと、落ち着いてやるべきことに取り組めるようになります。


また、黒(ブラック)は、考える力を与え、自己の内面を見つめ、豊かな感受性と芸術的な表現力を高めてくれる色でもあります。

ですから、作家やアーティストには必ず必要な色なのです。

 

この色を求めている時は、どんな気持ちの時?

・心を閉ざしている
・自分を強く見せたい(弱い自分を見せたくない、自分を隠す)
・外からのプレッシャーなどの外圧に耐えている
・ストレスが溜まっているが、それを無視している可能性
・アイデンティティを見失っている

 

黒(ブラック)の色を使うと効果的なこと

・強い意志をアピールできる
・自分を守る(心の鎧のような)効果がある
・外敵を寄せ付けない傾向

 

黒(ブラック)が好きな人のタイプ

黒を好む人は、自分の奥底に強い意志や、アーティスティックな感性を秘めています。

あまり表には出さないかもしれませんが、「動かざること山のごとし」というくらいの頑固さの人もいます。

グレータイプ以上に干渉を嫌がり、自分の世界に踏み込まれたくない、と思っているのです。


また、黒は威厳と力を与える色でもあるので、支配的な傾向がある人や、力を誇示したい人も好んで身に着ける色です。

黒は、防御でも主張でも、他人と一線を画する人です。

黒タイプには、強い自己主張を隠している人が多いでしょう。

 

黒(ブラック)タイプの人との付き合い方は

黒を好む人は、一匹狼タイプが多く、あまり人との付き合いを求めていない傾向があります。

心を開くまでに時間がかかるかもしれません。


ただ、気が合う人や心を許した相手とは、長く付き合い、その関係性を大切にします。

こだわりが強い人なので、どこかへ誘うときは、その人の趣味に合わせるのがオススメです。

探ってみると、意外と長く取り組んでいる趣味や特技があるはずです。


そのため、コツコツと目標に向かって努力している人も多く、そういう人に褒め言葉を言うときは、漠然とした感覚的な言葉は向きません。

成し遂げた結果などに対して、具体的な賛辞を伝えると心に響くでしょう。