TBS 11月20日放送「巷のウワサ大検証!それって実際どうなの会」股関節をほぐすと瘦せる?をご紹介します。
「それって実際どうなの会」股関節をほぐすと瘦せる?
股関節を柔らかくするだけで痩せるって噂、知ってますか?
股関節を制する者は、不調改善を制するとも言われ、人体において、最も重要な関節と言われています。
そのため、股関節を柔軟にし、周りの筋肉を鍛えることで、自然と活動量が上がり、脂肪燃焼の効果があると言われています。
しかし、この噂本当なのだろうか?
参考:https://tver.jp/episodes/epobv4hgb2
そこで、番組では、『すごい股関節』の著者であり、数々のトップアスリートや青山学院大学駅伝チームのフィジカル教科指導を担当する中野ジェームズ修一さんに話を聞いた。
検証
今回、検証するのは、餅田コシヒカリさんです。
果たして、餅田コシヒカリさんが3日間、股関節を動かしてみたら、実際どうなるのか?
検証前の測定
参考:https://tver.jp/episodes/epobv4hgb2
まずは、検証前の測定
体重は、96,2キロ
ウエストは、108センチ
上腹は、96センチ
下腹は、122センチ
ヒップは、119センチ
あった。
ここから、どんな変化が起きるのか?
検証方法:
参考:https://tver.jp/episodes/epobv4hgb2
できるだけ、股関節をほぐす
3日間
翌日の朝一に測定
まずは、開脚をして股関節の柔らかさをチェック
開脚
本当は、もうちょっと開くんです。
なんか、肉が邪魔で開かないだけで、実は、意外と開きます。
120度、柔らかい。
股関節
股関節のほぐし方のやり方を教わるため、中野先生に来ていただいた。
ですが、多くの方が間違えてるのが、足を開脚してより広げられると、股関節が柔らかい。
だから、それがOKというイメージがあると思いますが、それが間違ってます。
なんと、股関節が柔らかすぎてはダメ。
180度開脚できた方がいい、というイメージがあるが、実は、この行為は、かなり危険。
本来は、90度が適正と言われ、それ以上だと股関節が不安定になり、力が入れにくくなることでいためやすくなる可能性があると言われています。
体操選手の方とか、お相撲さんとか、足もバーってめっちゃ開くじゃないですか?
あれは、競技のために必要な柔軟性なので、怪我をしないためにはあの柔軟性が必要です。
私たちみたいに、あれだけ足を持ち上げたりとか広げたりする必要がない私たちにとっては、そこまで過剰な柔軟性を上げてしまうと、股関節がどうしても不安定になってしまうんですね。
バレリーナや体操選手など、競技に必要なアスリートは、怪我をしないために股関節を柔軟にし、その周りの筋肉も鍛えているため、180度の開脚ができても問題がない。
じゃあ、なんで餅田コシヒカリさんがこれ開いてしまったのかっていうと、柔軟性があるってことよりもそれ以前に筋肉量が少ないからなんですね。
股関節周りには23個の筋肉があり、硬いというのは、階段を登ったり立ったり走ったりする機会が少なすぎて、体幹と筋肉が弱っているサインです。
つまり、餅田さんは、本来あるべき場所に戻す筋力が低下しているため、股関節がグラグラしていて120度開脚できていたのです。
股関節の硬さをチェック
まずは、腸腰筋の柔軟チェック
参考:https://tver.jp/episodes/epobv4hgb2
足の付け根の部分の筋肉は、股関節を曲げるときに働く筋肉なんですね。
なので、非常に股関節にとって、重要な筋肉の一つです。
歩く時に足が上がらないすり足だったり、何もないところでつまずく人は要チェック
まずは、片膝立ちで床に対して垂直に立ち、伸ばしている足を後ろにどこまで下げられるか。
20センチ以下だと硬い証拠。
餅田コシヒカリさんは、15センチくらいですね。
硬いんだ。
腸腰筋は、ガチガチ。
続いて、
ハムストリングス(太もも裏・お尻)の柔軟チェック
参考:https://tver.jp/episodes/epobv4hgb2
姿勢が悪かったり、膝や腰が痛い人は、ここが痛いはず。
また、足のむくみや肉離れを起こしやすい人は要チェック。
やり方は、壁に対して横向きに立ち、片足を上げる。
その角度が、床と平行になるのが適正
股関節って、球関節なので、円があって いろんな方向で筋肉がついてるんですね。
それで、どっかの筋肉だけ柔軟性あって、どっかないと、これは、位置がずれていっちゃうんですね。
だから、股関節の機能が低下してくるので トレーニングしてもこう 踏ん張れなくなってきたり 力が入りづらくなったりとか、走ったり投げたりするときに、股関節は安定させなきゃいけないんですけども、安定させる出力がどうしても弱くなってしまう。
股関節って歳をとっていくと、固くなっていっちゃったりとかもあるんですか?
はい、筋肉っていうのは、年齢を重ねていくと、長さがだんだん短くなっていくんですよ。
私がパーソントレーニングで見ている方もそうですけども、70歳の方でも20代の時よりも柔軟性があって、20代の時よりも筋肉量がある方はたくさんいます。
ちゃんとストレッチや筋トレを普段からやれば、自分の身体は何歳になっても維持向上できます。
股関節を適度に柔軟にし、筋力をつけておくと、体が疲れにくくなり、膝や腰などの負担が軽減される。
また、同じ体勢で長時間いることが硬くなる原因であり、少しでも、股関節を動かす意識を持つのが重要です。
完全に動かないっていうのが、良くないんですね。
テレビをずっと見てると、1時間2時間、ずっと関節が動かない状態になるんですね。
寝てる座ってる状態でいいので、膝の曲げ伸ばしだけ少しするとか、ちょこちょこ立つとかをすることが大切ですね。
そして、巷ではこんな噂も。
股関節を柔らかくすると球速が上がるらしいです。
前回、肩甲骨をぐるぐる回すと、急速が上がる噂を検証したとき、3日間でおよそ19キロも球速がアップした。
ならば、股関節でもその 噂検証してみよう。
検証前の球速
78キロ!
果たして、3日後、球速の変化はあるのか?
股関節を柔らかくすると、走るのも早くなる
ということで
50メートル走も測定
タイムは16秒08
そして3日後、私は速くなるのか?
そして部屋に戻り、股関節ストレッチ
3セットでもすごい汗ですわ。
30回行うと、大量の汗が。
これは。代謝が上がっているのかもしれない。
その後も、腸腰筋を伸ばすこと30分
昼食の時間
今回は、食事制限で、結果が左右されるのは避けたいので、餅田の体重から算出したおよそ2500キロカロリーをしっかり摂取します。
夕食
そして1日目が終了
今日、1日やってみてどうでしたか?
ほぐれていく感じはすごいわかるというか、それこそ本当に可動域が上がるような気がしました。
筋肉痛だけは、ちょっと心配って感じ。
この日、股関節を動かしたのは、合計5時。
明日、餅田さんの体は、どうなっているのか?
検証2日目
予想していた通り、めちゃくちゃ筋肉痛がきました。
特に、太もも周りとお尻もめっちゃ筋肉痛で、朝起きた時にうわーってなりました。
はーって起きれないみたいな感じになりました。
前日も、およそ2500キロカロリーがっつり食べた餅田さん。
股関節を動かすだけで、餅田さんの体は、どうなったのか?
参考:https://tver.jp/episodes/epobv4hgb2
前日の体重は96.2キロ
測定 体重は95.7キロ
前日から、0.5キロ減った。
続いて、ウエスト
前日は108センチだったが、
105.5センチ
前日から、-2.5センチ減った。
減ってますね。
お腹、結構、作ったもんな、寝てる時とか。
さらに、
ヒップは1センチ増えたが、
上腹は0.5センチ減った。
そして、股関節の柔軟チェックをしてみると、20センチ。
前日から5センチアップ。
さらに 足上げも本日より上がっている気がする。
股関節を柔らかくすると、痩せる噂は本当なのかもしれない。
そして、この日の
朝食
サバの味噌煮とあんかけ丼
食事休憩をしたら、ソファーを使って股関節ストレッチ。
股関節のほぐし方
この動きは、お尻の筋肉と、あと、こちらもの付け根の筋肉両方の筋肉をストレッチすることができる
この動作がしんどいと思ったら、なかなかの硬さ。
さらに、ビーズクッションにもたれながら、裏ももとお尻の筋肉を伸ばしていく。
股関節や筋肉は、またすぐに固まってしまうので、毎日短時間でもいいから継続することが大事
また、朝に股関節をほぐすと、この日1日のパフォーマンスが上がると言われている。
昼食
タンシチュー
食事休憩をしたらまた股関節ストレッチ
その後も、股関節をストレッチすること2時間。
夕食
柔らかお肉のスペアリリブ
この日、股関節を動かしたのは、合計5時。
餅田さんの体は明日どうなっているのか?
検証3日目
やっぱり、筋肉痛は変わらずにしっかりきてるなぁという感じがして、特に、太もも周りはすごいパンパンに筋肉痛なのと、昨日よりもお腹が、より筋肉痛になってきてるような気がしました。
前日も、およそ2500キロカロリーがっつり食べた餅田さん。
参考:https://tver.jp/episodes/epobv4hgb2
前日の体重は、95.7キロ
測定体重は、94.9キロ
前日から、-0.8キロ
続いて
ウエスト
前日は、105.5センチだったが
測定 104センチ
前日から1.5センチ減った!
すごい!すごい!
さらに
上腹も、1.5センチ減ったが
下腹は、1.5センチ
ヒップは、1センチ増えた
これは、筋肉がついているということなのか。
そして、股関節の柔軟チェックは25センチ
伸びてる
前日から、また5センチアップ
さらに、足上げも前日より上がっている
これは、股関節が安定してきた結果かもしれない。
朝食
スフレパンケーキ
こうして、餅田さんは、3日間、股関節を動かし続けた。
寝転がりながら柔らかくしたり、休憩をはさみながら、股関節に向き合った。
股関節って、本当に体の中で軸というか、ここがなきゃ何もできないんだなっていうのはやっててすごい分かってきて、自分はもっとここまで動けるけど、なんか楽な方に行こうとしちゃうけど、股関節を動かすと、体が活発に動くようになるので、階段の登り降りもちょっとした歩く、走る生活がしやすくなる。
だから、生きやすくなるなって思いました。
そして、気になる球速チェック
検証前は、78キロだったが
果たして、82キロ
3日間で4キロの球速アップ!
安定した下半身で股関節を使って投げているように見える。
続いて、50m走!
初日のタイムは、16分08秒だったが、
果たして、12秒73
3秒35半タイムが縮まった。
股関節が安定したことで、ストロークも大きくなり、左右に振られることなく、まっすぐ走っているように見える。
股関節を柔らかくすると、球速と足が速くなる噂は、本当だった。
結果発表(4日目:最終日)
階段上りやすくなった気がします。
そのまま、ちゃんと筋肉になったような。
毎日、およそ2500キロカロリーがっつり食べた餅田さん。
果たして、3日間、股関節を動かし続けた餅田さんの体はどうなったのか?
参考:https://tver.jp/episodes/epobv4hgb2
前日の体重は、94.9キロ
いざ、運命の時 体重は、95.3キロ
前日から、0.4キロ増えた
しかし、初日からは0.9キロ減っている
続いて、ウエスト
前日は、104センチだったが、
測定 103センチ
前日から、1センチ減った
しかも、初日からは、5センチも減っている
さらに、上腹は、2.5センチ
下腹とヒップは、1センチ減った
その結果に、中野先生は
素晴らしい成果だったと思います。
もも周りが増えましたよね。
もも周りは、しっかり筋肉がついてきて体の安定力が高まってきたということだと思います。
筋肉量が増えたことによって、脂肪が燃焼しやすい体が手に入ってきますので、ここから続けていっていただいて、今ついている脂肪が、効率よく燃焼ができる非常に理想的じゃないかなと思います。
股関節をほぐすトレーニング
股関節のエクササイズのやり方
それでは、股関節のエクササイズを教えてもらおう。
まずは、腸腰筋
参考:https://tver.jp/episodes/epobv4hgb2
参考:https://tver.jp/episodes/epobv4hgb2
椅子を用意していただいて、片足を大きく下げます。
そこから、バランスをとりながら、足を持ち上げます。
片膝を立てた状態から起き上がり、椅子に足を乗せる。
この時、前側の腸腰筋が伸びてるなぁと感じるのがポイント。
バランスがとりづらい場合は、壁を使ってもOK。
これを1セット10回行っていきます。
めっちゃ熱い。
簡単そうに見えてると思うんですけど、結構じんわりきますね。
10回やるだけでも、すでに汗が。
そして、再び腸腰筋のチェックをしてみると、23センチ
10回やるだけで8センチもアップ
この状態をキープできる筋力をつけていく。
寝ながらできる股関節ストレッチのやり方
参考:https://tver.jp/episodes/epobv4hgb2
そして、寝ながらできる股関節ストレッチ。
この動きは、腰痛や膝痛の人が硬いと言われるトムストリングスやお尻の筋肉を鍛える動き
やり方は、仰向けになり足を上げ、小さな円を描くように回していきます。
この時、肩が床から離れないようにするのがポイント。
そして慣れてきたら、描く円をどんどん大きくしていき、股関節の動きを滑らかにしていきます。
しかし、硬いと足を上げることも難しく、回すと痛みなどもあるため、自分のペースで行ってください。
股関節と同時に腹筋も使うため、一気に代謝が上がる。
汗がじわっと出てきましたよね。
めっちゃ出てきました。
それだけたくさんの筋肉を一気に使っているということですね。
さらに、股関節を回すこと1時間。
すると、餅田コシヒカリさんの体に異変が。
トイレ行ってこよう!
トイレの回数が増えた。
股関節を柔軟にしたことで、血流が良くなり、代謝が上がっているのかもしれない。
村上さんがやっている股関節トレーニング
今回は、常に股関節と向き合いその努力が実を結び世界一になった方をお呼びしております。
オリンピックメダリスト 村上まいさん
2017年 世界選手権の女子種目別ゆかでは、日本女子で63年ぶりの金メダルに輝き、東京オリンピックでは、女子種目別ゆかで日本史上初の銅メダル。
その年の世界選手権では、2度目の金メダルを獲得し現役を引退。
現在は、指導者として活躍しながら、体制の自主活動も行っている。
村上さんがいつもやっている股関節トレーニング
参考:https://tver.jp/episodes/epobv4hgb2
では村上さんがいつもやっている股関節トレーニングを教えてもらおう
床に、膝を曲げて座る
で、膝を地面につける(膝を床に倒す)
足全体を折りたたむ感じ
これ、なんかテレビ見ながらもやれそうな感じですよね。
これは、股関節の回線の可動域を広げるストレッチ
ボールを蹴る時や、野球のバッティング、またゴルフスイングの時などに必要な動作
意識ができたら、右膝のこっちも倒してちゃんと倒して入れ込む
股関節をちょっと動かすと、なんか温かくなってくる感じありますか?
股関節の動きでもあるし、全身運動でもなるので温まってくる。
股関節イコール全身運動、上半身と下半身をつなぐ要の部分であり、人間は股関節から老いていくと言われるほど最も重要な関節です。
いわば、股関節が長寿の秘訣と言っても過言ではないそうです。
まとめ
股関節をほぐすと、体重が減るという事が判明しました。
しかも、同じ姿勢でいたりすると、身体が硬くなっていく、というのも分かったので、在宅勤務やデスクワークなど、私も同じ姿勢でいることが多いので、日常的に股関節をストレッチしたりして疲れにくい身体づくりをしていこうと思いました^^